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2021.6.1 新体制のお知らせ
牧原依里、和田夏実の理事職退任に伴い、新たにレイモンド・ウォングが、当団体理事職に選任され、5月8日付で就任いたしました。牧原依里、和田夏実は立場は変わりますが、これまでと変わりなく、当団体の戦略メンバーとして積極的に参画して参ります。
ご挨拶
異言語Lab.は4周年を迎えました。お陰様で、異言語脱出ゲームのみならず、グッズ制作と販売、映像制作、ワークショップなど、手話・視覚言語、伝え合うをテーマに活動の幅が広がりつつあります。
設立時の理事の牧原依里・和田夏実は、クリエイターとして異言語Lab.の様々な公演作品・映像作品・ブランディング・広報面などで、大きな貢献をしてくださりました。何度も衝突しながら、より良い作品を創りたいの思いで、意見を交わしながら創り上げていきました。二人の存在なくしては、今の異言語Lab.も、今の私もありえなかったと思います。
同時に、スタッフ一人ひとりが異言語Lab.に長く、幸せに携われる方法を意識するようになり、何度も議論を重ねて参りました。その結果、経営面の強化が必要だとの考えに至り、様々な方々にご相談をしていく中で、経営の経験が豊富なレイモンド・ウォングに理事の就任をお願いし、承諾していただきました。レイモンドとは前職時代からのお付き合いで、ろう児・者や手話に大きな関心を寄せて下さり、異言語Lab.設立時から私達をそっと見守ってくださる存在でした。
そして牧原・和田はクリエイターとして、異言語Lab.をはじめ、様々な場所で力を最大限に発揮していただく為に、理事を退任しました。二人とは、これまでと変わらず、社会を面白く変えていく大事な仲間であることに変わりありません。今回、レイモンドの加入により、経営面の底上げをはかりつつ、異言語Lab.全体でより戦略的に考えながら進めていきます。
今年度は異言語Lab.にはろう者・難聴者、聴者(手話習得者、これから学ぶ者)も含め、33名のスタッフが携わることになりました。組織体制は、経営戦略部門、宣伝PR・広報部門、イベント部門を組んでおります。一人ひとりの想いを大事にしながら、能力を最大限に発揮し、主体的に挑戦できる環境作りを心掛けていきます。スタッフそれぞれが、自分なりに、視覚言語が音声言語と同様に普及する未来、通じ合った喜びが広がった未来を見据えています。
これまで以上に、手話や視覚言語、伝え合うをテーマにした、エンタ―テイメントと芸術文化活動を両輪に、研究開発・教育・メディア等、様々な領域へと活動を展開し、「異を楽しむ世界」を発信して参ります。今後も異言語Lab.をどうぞよろしくお願いします。
一般社団法人 異言語Lab. 代表理事 菊永ふみ